みおつくし料理帖に出会った・・・
3月も2週目に入ったのに、まさかの雪。
風も強くかなり寒い朝でした。
あの山のあたりはけっこう降ってるようです。
でも目をもう少し東に向けると・・・
少し青空が見え始めました。
天気は3月~1月~2月~3月とここ数日でめまぐるしく変わるようです。
この垣間見えた青い空を見て、今夢中で読んでる本「みおつくし料理帖」
のなかの一節を思い出しました。
雲外蒼天・・・暗雲が広がっててもその向こには必ず青い空がある。
困難に当たっても我慢して乗り越えればきっと青い空が望めるよ・・・ということらしい。
みおつくし料理帖は高田郁さんの著書。
たまたま図書館で1巻目の「八朔の雪」を借りて読んだのがのめりこむきっかけ
2巻目「花散らしの雨」を買って読んでるうちに、ますますぐいぐい入り込んで、
途中でしたが途切れるのが嫌で、急いで後2冊買いに走りました。
3巻目「想い雲」と4巻目「今朝の春」
想い草にはさんでるのはたまたま残り布で作ってあったしおり。この本にぴったし
タイトルからしてもとても美しい言葉で、想像を掻き立てられる。
料理帖と言うだけあって、料理人澪が作る絶品料理が数々出てきて、
それにまつわる言い伝えや作り方までもが記されてていろんな意味で楽しい。
澪と野江の、お互いを想う悲しいまでの友情。
そして周りにいる善人悪人ひっくるめての人情いっぱいの物語が
生き生きとこちらに伝わってくる。
何より今まで知らなかった美しい日本語にうっとり~ φ(..)メモメモ・・
10数巻出ているはずなので、まだしばらくは江戸の町人になりきって
みんなと一緒に泣いたり笑ったりが続くでしょうね
「花散らしの雨」ではないですけど、昨日の朝の冷たい雨に花もふるえていましたよ。
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