
昨日があまりにも冷え込んで寒かったせいか、今朝は逆に暖かくさえ感じられました。
ちょっと控えめな日の出・・・

数日前、オットットさんと図書館に出向き、いきいきという雑誌を見ていた時のこと。
「清川妙さんが去年11月にお亡くなりになられ、この手記も今回が最後で・・・」
という小さな記事が目に飛び込んできました。
93歳というお年を考えるとあり得ることなのですが、
毎年新刊を2~3冊発行なさるほどのお元気さ。
この日も新しいものは出ていないかしら・・・と探しに行ったのです。

初めて出会ったご本が、左の本。50歳を過ぎてから英語をちゃんと学び始められ
そして英国への一人旅もすでに数十回。
清川旅行社とおっしゃるほどで、すべてご自分でコース決め、ホテルの手配を
FAXでなさいます。 まずこれだけでも驚きです。
行ってからはアクティブにどなたとでもお友達になられ、以後何年も交流が続き
またその方々にお会いするために旅に出かけられる。
考えられないですが、とてもうらやましい行動力ですね。
右のご本は、去年のお正月に発行されたご本。
妙さんはおすそ分けという言葉が嫌で、お福分けと言ってらっしゃいました。
これだと頂いた方も、もっと嬉しい気持ちになれますね。
私の清川妙さんへの思い入れはとても強く、いつも学ばさせていただいてました。
好奇心を失わない、すぐに調べる知識欲、思い立ったらすぐやる、
しかもていねいに、楽しむ、何事も遅すぎることはない・・・
教わったことは数知れません。
それもこれも彼女が「見ぬ世の友」と明言され、親しんでこられた兼好さんから
学ばれたことです。
徒然草を書かれた吉田兼好さん。

兼好さんの遺言という本にまとめられてますが、何度読んでも今の時代にも
ピッタリ、しっくり!! そうそう!!と膝を打ちたくなることばかり。
このご本が私たちへの「妙さんの遺言」になってしまいました。
時をおかずして、ご主人、ご長男を亡くされ、
そしてご自身もがんの手術をなさるという辛い時期を過ごされて、
「明日という日は必ずやって来るとはかぎらない」
を実感されそれからは、やりたいことはすぐやりましょう
そしてどうせするならいそいそと楽しみながらしましょう
ということを実践されてるそうです。重みがありますね。
私もそうありたいと、心がけるようになりました。
いくら書いても尽きないのですが、大好きだった清川妙さんを偲びつつ
ここに記録として残しておこうと思いました。
ご冥福をお祈りいたします。
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