映画「風に立つライオン」
16日月曜日、スッキリしない空模様を気にしながらオットットさんはゴルフへ、
そして私は待ちに待った映画「風に立つライオン」を見に出かけました。
これは同名のさだまさしさんの歌を、俳優大沢たかおさんのたっての願いで本にし、
そして映画化されたもの。
歌もドラマ性があり何度聞いても感動しますが、それ以上の感動をまずこの本で。
2年前に350ページもあるこの本をほとんどいっきに読んでしまいました。
1987年、もう30年近くも前の話・・・
ケニア・ナクルにある長崎大学の熱帯医学研究所に派遣された医師島田航一郎が
赤十字の要請でさらに奥の国境近くの戦傷病院に派遣され、
運び込まれてくる子供達の傷と心を治療する毎日。
子供たちは薬を打たれ、兵士として使われているという。
地雷を見つけるために横一列に並んで歩かされたり、実際に銃を持たされたり・・・
航一郎たちの奮闘で傷は癒されるものの、家族を目の前で殺された心の傷を
治すのは並大抵のことではなく、航一郎も研究所をやめて、
この戦傷病院で働くことになる。
傷が治っても村に帰ればまた同じことになる子供達をどうしても助けたくて
預かる施設を作り、学校を作り育てていくことに・・・
危険な国境近くの村に患者を看に出かけた航一郎は、暴徒に襲われ行方知れずに。
航一郎達の遺志を継いで元少年兵「ンドゥング」は医師になり
大地震に見舞われた東北にやってきてくれる。
心のバトン、希望のバトンがつながってることに感銘をうけた。
FB友である若い友人がこういう紛争地、被災地へ出向き、
同じような活動をなさってるのを常々お聞きしているので、
よけいに心に響いたのかもしれない。
アフリカの雄大な風景が美しいだけに、なおさら平和であってほしいと願ってしまう。
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