よみがえる国宝展を見て・・・
5時前の空。少し雲はあるものの今日もいい天気なりそうだ・・・
うっかりしているうちにこんなに明るくなってしまってる。
あっという間にこんなに元気なおひさまが。
暑くなりそうだけれども、連日夕方になると激しい雨とカミナリが続いているので
午前中のうちに出かけることにしました。
出かけた先は・・・
車を置いて、こんな道を歩いて・・・
着いたところは、ココ。
ガラス張りのこの建物はもうなんども登場していますが、九州国立博物館です。
ちょっといたづら。
2重になってて
さっぱり
わかりませんね
今開催しているのが・・・
「よみがえる国宝」展
守り伝える日本の美という副題がついています。
主に鎌倉時代のものでしたが、国宝と言われるものをいかに大事に保存、修復、模倣
してきたかがよくわかりました。
1000年の時を経ているとはとても思えない素晴らしいものばかりでした。
入ってすぐに目につくのが「爆涼」という聞き慣れない言葉。
これはわかりやすく言えば「虫干し」のこと。
文化財の保存の根幹は虫干しや掃除らしい。
爆と言うだけあって、そうとう力を入れていることがわかりますね。
今回のメインとなっているのが源頼朝像と平重盛像。
凛々しい頼朝のこの絵は教科書でも見たことがあるお馴染のものですが、
近年になってこれは本当は足利直義(ただよし)ではないか・・・
そして重盛の絵も足利尊氏ではないかという意見が出てきているそうです。
今さらそんな~と言う気もありますが、結論はまだ出ず終いだそうです。
着ている装束の図柄も修復できれいによみがえったそうですが、
現物を保存することはもちろん大事なことですが、
そのための方法、技術を伝承する事も大事な努めなんだそうです。
そこまで思い至りませんでした。
美しくあるためには理由(わけ)がある
と言われていますが、その技術その物がもう国宝級ですね。
文化財保護がどれほど大変なことか知っていただきたいと、
主催者の方はおっしゃってます。
とてもいいものを見せていただきました。
外に出てみるとやっぱり暑い
そんな中ハスが涼しげに咲いていました。
夕方、洗濯物を取り込んでホッとしたとたん、またまたカミナリと雨
最近は毎日のことですが、カミナリは気持ちのいいものではありませんね。
でもそのせいか、夜は涼しい風が入ってきて気持ちよく休めます。
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7/12の夕飯
イカのお刺身(オットットさん)
牛肉とキャベツの炒めもの
冷ややっこ
カレーの残り
7/13の夕飯
ゴボウ入りつくね(照り焼き風)
野菜の酢の物(大根、ながいも、玉ねぎ、きゅうり)
イカナゴのつくだ煮
味噌汁
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コメント
今度はご主人様のご実家の解体ですか?
大変なことが続きますね。
私の実家も長いこと空き家で放ったらかしなので
気になってはいるのですが・・・
大事な物の保管は基本木箱だと書いてありました。
それを二重三重に保護して倉に入れ、通風をよくして
それをまた一年に一度(やはり梅雨明けだったそうですが)
虫干ししていたそうです。
京都の神護寺に頼朝像などがあるそうですが
虫干しと展示を兼ねて一般の人も見ることが出来るらしいですね。
とにかく気が遠くなるほど気を使い知恵をかさね
大事にされて今があるのだなと感激しました。
投稿: Happyばあば | 2011年7月15日 (金) 07時10分
この日の太宰府はさほど人が多くありませんでした。
天満宮の方には行きませんでしたが、
最近は外国からの方も減っているようですね。
ゆっくり見ることが出来ました。
学芸員の方のお仕事がこんなに大変だとは
今まで知りませんでしたが、おっしゃるように
お好きな方にはとてもやりがいのあるお仕事でしょうね。
五百羅漢の絵はこの九国博で修復されたそうですよ。
TVでしていたのは見逃しましたが、
会場でもVTRでいろんなことを紹介されてましたので、お仕事ぶりは少しわかりました。
投稿: Happyばあば | 2011年7月15日 (金) 07時02分
今回の記事はとってもお勉強になりました。
先日主人の実家を解体することになって
後片付けにいくと二十以上の掛け軸や絵画が放置されていました。
一応持って帰ったのですが開けてみると
しみやらカビやら
値打ちのほどはわかりませんが
保存状態さえ良ければ好きな絵もあったのに残念です。
今更とは思ったのですが埃を払って
物干しいっぱいに虫干しをしていると友人が訪ねてきて
こんなもの虫干ししてる家は見たことない…て言われました。
確かに方法は乱暴だったかもしれませんが
虫干しは一応しても良かったのかと
ちょっとホッとしました。
私も時間があれば是非国宝展実にゆきたいです。
投稿: tearose | 2011年7月14日 (木) 23時37分
大宰府まで行かれたんですね。
相変わらず多くの人で混んでいたんでしょう。
ボクは未だここを訪れたことがないんですよ。
一度行って見たいと思いますが、
人の多いところは苦手なので、なかなか足が向きません。
ところで、爆涼 ( 虫干し ) ですが、
先日、テレビで今回の国宝展における展示品の
修復や保護などが詳細にわたって紹介されていました。
技術はもちろんですが、
どれも忍耐と根気がいる仕事だと思いました。
手描きの複写や膠を剥がして、同じ色を作って修復して行くのは、
やりがいのある仕事だと思います。
ボクも絵筆を持っていた時期がありますが、
こんな仕事に就けたらシアワセですね。
投稿: ピースオレンジ | 2011年7月14日 (木) 22時46分
今回の展示は保存の重要性などに
重きを置いた目線でしたので
ちょっと興味を持ちました。
飛鳥時代の刺繍なんかも修復修復を繰り返して目の前に!!
私が源氏物語のお話をお聞きしに行ってる先生も
この展示にかかわっていらっしゃいますので
次回、これについてお話されるのを楽しみにしています。
たまにはこういうものに触れ、知っておくという事はいいことですね。
ハスの花私も今年初めて見ました!!
投稿: Happyばあば | 2011年7月14日 (木) 21時13分
Happyさん、おはようございます♪
文化財の保存修復の舞台裏を見る展覧会
だったのですね。
母の時代は一般家庭でも虫干しをして
大切な着物などを守ってきましたが、
文化財の保存の根幹も虫干しや掃除で
あったのですね。
1000年も時間を経たものを復元するには
相当の技術がいると思いますが、その技術自体が
国宝級なのですね。なんかわかるような気がします。
こちらでもこのような展覧会があったら
ぜひ足を運んでみたいと思います。
今年初めての蓮の花から涼を頂きました。
投稿: hiro | 2011年7月14日 (木) 11時02分