「おくりびと」はやっぱりいい映画でした
日の出がすっかり早くなりました。今朝でいえば6時42分。
またお日さまが昇ってくる場所もかなり変わってきました。
去年の暮はこの写真のちょうど右はじくらいでした。今から夏に向かってもっと北の方に上がって行きます。
今朝はかなり冷え込んでて、オットットさんの仕事場である山は霧がすごかったらしいです。
写真を撮るとき結露がついたガラス越しの絵が面白かったのでちょっとだけ・・・
アハハ・・・
大したこと無かったですね。
思い立って今日は映画「おくりびと」に行ってきました。
アカデミー賞をとってからの再上映が明日までだそうで、滑り込みです。
いつもの定位置、後ろから3番目の左の通路側。ここが一番落ち着きます。
映画はアカデミー賞をとっただけあってとても見ごたえのあるいい映画でした。
もう皆さんすでにご存じでしょうけど、納棺師という耳慣れない仕事をしている人の話です。
私も何度か身内の死に出会っていますが、納棺師という方に出会ったことはありません。
お世話になることはあっても職業としては歓迎されない…そう言う風に見られています。
チェリストとしての道を突然になくしてしまった彼が騙されたようについてしまったのがこの仕事。妻にも言い出せず冠婚葬祭関係・・と言葉を濁しています。
そのうち妻や友人からも「まともな仕事、普通の仕事」をして・・と懇願されますが、見習いとして何度か納棺に立ち会っているうちに主人公の考えも顔つきも変わって行きます。
みんないつかは迎える死ですが、その時にいろんな人々の暮らしぶりや生き方がはっきり見えてくるようです。
亡くなって初めて分かり合える親子、みんなで笑いながら送ってあげられる家族、大事な存在であったことに初めて気づく夫婦・・・
生きているうちに気がつけば、わかり合えばもっと幸せになれたはず・・・
整然としかも愛情込めてすすめられていく納棺の儀を通してモックンふんする主人公が、自分自身のほぐれてしまった家族の糸を紡ぎなおしていくラストはとても感動的でした。
力のある役者さんがたくさん脇をかためていて、ユーモアがあちこちにあり笑っているかと思えば、涙が流れている。
そんなことの繰り返し・・ いろんな事を考えてしまいました。
バックに流れているチェロの演奏と、後ろに見える月山の風景が効果を増しています。
DVDでもいいかな・・と思っていましたが、映画館の上映に間に合って本当に良かったです。
マンションの自転車置き場で咲いてたヒイラギ南天の花。
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今日の英語
Who is in that movie? (その映画に誰が出てるの?)
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コメント
当事者は悲しみと混乱で考えることも難しい状況ですから
言われるままというのはある程度しかたのないことでしょうね。
お化粧していただいたことは我が家の関係でもありません。
少しでも苦しい顔でなく、いいお顔でとはみんな願いますね。
この映画はけっこう笑える所もあって、考えるところもあって、
ただ重いだけの映画ではありません。
だからこそ賞をいただいたんでしょうけど・・・
こちらでは上映終わってしまいましたが、まだしているところもあるかもしれませんね。
そのうちDVDも出るでしょう・・・
投稿: Happyばあば | 2009年3月 6日 (金) 20時52分
エンジェルメイクっていいネーミングですね。
葬儀のあり方もいろいろあるようですが、
あわただしい中での決断ですからつい言われるままの送り方になったりしますね。
今から考えて頼んでおくという方法も増えるかもしれません。
あんなふうに丁寧に愛情持ってきれいにしてもらえると
残された家族もうれしいことでしょうね。
正直お目にかかったことありませんので、今まで知りませんでした。
今日ニュースでしていましたが女性の納棺師さんでしたよ。
敬服しますね。
投稿: Happyばあば | 2009年3月 6日 (金) 20時45分
小雪さんも見られたのですね。
いきなりの凍てつく雪の世界にはびっくりしましたが、
あの自然の中のお話だからこそよけい納棺師という仕事も清廉なものに感じられたのでしょうか・・・
審査員の方のあげられた4つのポイントはまったくそうだと思いますね。
葬儀のあり方としてはとてもユニークに感じられてると思いますが
そこで繰り広げられる親子、夫婦の葛藤などは万国共通なのでしょうね。
いい映画でした~~
投稿: Happyばあば | 2009年3月 6日 (金) 20時36分
<おくりびと>以前から気になっていました。是非是非見てみたいと思っています。
主人が逝った時、最後をどんなにしたら喜んでくれるのか・・・?。
一生懸命考えましたが、男だからお化粧もなし、結局何も出来ず・・・。
係りの人任せ、事務的でした・・・。とっても悲しい思い出だけが残りました。
投稿: しろうさぎ | 2009年3月 6日 (金) 20時35分
行ってきましたよ~
今日で終了ですので、ぎりぎりセーフでした。
チェンジリングも良かったですよ。
実話なので胸が痛みますが、アンジェリーナ・ジョリーがとてもよかったです。
主演女優賞は逃しましたけどね。
予告編見てると、見たくなるようなものばかりでした~
投稿: Happyばあば | 2009年3月 6日 (金) 20時24分
「おくりびと」見に行かれたんですね~。
感想の表現が的確で、そうそうと言いたくなりました。
見た人がいろいろな事を感じられて、その事も世界的な評価を受けて嬉しいですね。
今は病院で亡くなる方がほとんどですが、葬儀社によっては家族が納得のいくように対応してくださる所もあるようです。
亡くなった方に尊厳をもって「旅立ち」のお手伝いをするのは、喪失感に打ちひしがれた家族にも希望を感じさせるものです。
亡くなった方が、一番その人らしく見えるような化粧などもします。
死化粧とは言わず、エンジェルメイクと言うんですよ。
投稿: ぐ~ | 2009年3月 6日 (金) 20時15分
こんばんは。
おくりびとの映画にいらっしゃったのですね。
私も先日見に行ってきました。とっても感激でした。そして日本の文化は素晴らしいと再確認をしました。ユーモアもあって、プロのチェロ奏者が楽団が解散になって奥さんと故郷の山形へ帰り、「旅のお手伝い」という募集を見て、応募に行ったら、「旅のお手伝い」ではなく「旅立ちへのお手伝い」で納棺士のお仕事だった
・・・・というところ思わずうふふってなりました。「旅行代理店」だと思ったらしいですね。
ところで・・・・
この映画がアカデミー賞に選ばれた4つのポイントは・・・・・
①世界が唸った「美しい儀式」
②世界に通じる「親子の関係」
③世界に通じる「夫婦の関係」
④世界に通じる「コミカルな演技」
ハリウッドの審査員のマーク・ジョンソン氏がこのように評価されて
とても素晴らしい映画でした・・・とインタビューで仰っていました
死は、終わりではなく旅立ちとして受け入れるという感想を持ちました。
投稿: 小雪 | 2009年3月 6日 (金) 19時53分
こんにちは~
「おくりびと」観に行かれたんですね。
行きたいと思いつつ行きそびれています。
Happyさんが先日観られた「チェンジリング」や
「七つの贈り物」・・・も観たい映画です。
Happyさんの指定席は・・・ですか~
落ち着く場所での映画観賞は至福の時ですね。
ヒイラギ南天の花、きれいですね。
投稿: アガパンサス | 2009年3月 6日 (金) 17時56分
お出かけの日がいいお天気でよかったですね。
皆さん、晴れ男さん晴れ女さんがお揃いなんでしょうね。
おくりびとはもう終わってましたか?
こちらも今日までです。
去年の秋からしてましたものね。
投稿: Happyばあば | 2009年3月 6日 (金) 17時52分
お忙しいおかみさんですから映画館に足を運ぶというのは
なかなか大変でしょうね。
DVDが出ましたら家でゆっくりご覧になってくださいね。
黄色い花は明るくて気分も晴れやかになりますね。
花がない時は地味なんですけど、
見違えるようでした・・・^-^
投稿: Happyばあば | 2009年3月 6日 (金) 17時48分
おくりびとは再演ですからそう長くはやっていないと思いますね。
確認された方がいいかも…です。
このヒイラギはヒイラギ南天です。
失礼しました~
黄色が明るくていい感じでした。
投稿: Happyばあば | 2009年3月 6日 (金) 17時46分
早々と見られてたのですね。
私は腰を痛めた後だったので、長時間座ってるのが怖くて行っててなかったんです。
再上映してくれて良かったです。
ずっとチェロが流れててバックととても合ってたと思います。
次何か見る予定はありますか?
投稿: Happyばあば | 2009年3月 6日 (金) 17時43分
納棺師というお仕事の人に出会ったことありません。
駆け付けたときにはもう納棺されていましたから・・・
泣いたり笑ったり・・こういうテーマですが重くならずに描かれて
さすがだなと思いました。
なかなか映画館までは足を運ぶことができませんね。
60過ぎたらいつも1000円で見られますので、
これからはちょくちょく行きたいと思っています。
投稿: Happyばあば | 2009年3月 6日 (金) 17時39分
おくりびと、ご覧になったのですね。いつも行く映画館では、もうやっていませんでした。電車に乗っていかないと行けません。それで躊躇しています。
昨日は晴れましたが、今日はまた雨です。かなり強く降っています。
投稿: monejiiji | 2009年3月 6日 (金) 15時42分
「おくりびと」 こちらでも アンコール上映されてるみたいですが
見にいけそうにありません。
DVDになりそうです。
やはり映画館で見るのとでは違いますよね。
ヒイラギの花きれいですね。
黄色は初めて見ました。
先日の田園風景の写真もとてもすてきでした。
投稿: ニコニコおかみ | 2009年3月 6日 (金) 11時33分
Happyさん こんにちは。
おくりびと今話題になっていますね。
まだ見ていませんがぜひ見たいと思います。
ヒイラギはヒイラギ南天でしょうか。
私の家のは黄色でなく白いお花です。
種類が違うのでしょうね。
投稿: oasisu | 2009年3月 6日 (金) 10時32分
いろいろと多忙に毎日をくらされていますが
体調管理に気をつけてくださいね。
「おくりびと」は賞をとる前に観たのですが、
そのころ、全然いい映画がなくてしかたがないからみたって感じなんです。
こんなアカデミー賞をとって話題再沸なんて思ってもみなかったです。
そうそう、音楽のチェロが印象に残っていますよ、いい音楽がつかわれていましたね。
モックン、すごい演技派男優に成長しましたね!!
投稿: べいべ | 2009年3月 6日 (金) 09時50分
最近 映画館へ行くことがなくなり、何年ぶりかに行った映画が「おくりびと」でした。
納棺師という仕事があることすら知りませんでした。
泣いたり笑ったり、でしたね。
納棺の儀式、本木さんの所作が素敵でした。
父を送るとき、こんなにしてやりたかったなぁ~!なんて思いながら見ました。
投稿: kubaba | 2009年3月 6日 (金) 00時37分